おすすめBL漫画レビュー

BL漫画レビュー

面白かったBL系漫画をレビューしていきます。
TL系もちょっとだけ紹介します。
黒猫に化けるネコ科人間の真悟は着の身着のまま自由な暮らしをしていた。
けれど仕事先で出会った賀神になぜか気に入られ、酒に酔わされて抱かれてしまう。
獣に変化できる体を持つという特殊なストーリー設定ではありますが、猫の特性などの設定がうまく活かされていて好きです。
猫のオスが射精するまで抜けなくなるというものや、形が変わるという設定がBLにもってこいです。
黒猫の姿になる真悟もかわいくて、どちらの姿の真悟も魅力的です。
体から入った関係だけれども次第に真悟は賀神にほだされて気持ちが傾いていきます。
体は快感に従順で、でもそれが悔しいと思う真悟が必死に悩んでいる姿がとても可愛らしいです。
段々と気持ちいいから彼に抱かれるのか、それとも別の何かがあるのか揺れていく真悟の心情にやるせなくなります。
過去に人に捨てられたことがあるからか、真悟は臆病で寂しがり屋で、「こいつなら捨てないでくれるかも」と思って信用するのに、
それでも賀神を好きになればなるほど捨てられることが怖くなってしまう真悟が読んでいて涙が溢れます。
まっすぐ好きだと言ってくれる賀神に応えるだけなのに、最後のプライドが真悟に引っかかってしまうところも切なくなります。
けれど賀神が本当は自分がヒョウだと正体を明かして、絶対に捨てないからといった瞬間は感動的でした。
ボロボロになっても真悟へのまっすぐな気持ちが優しくて、
そんな彼に抱かれる真悟の表情が最初と全然違っていて、そんな変化も見どころです。
寂しがりや同士が必死に相手を想い続ける姿にキュンとして、素敵なお話でした。
この作品のスピンオフで普通の少女漫画もあるので、そちらもオススメです。
続きを読む≫ 2014/10/18 23:44:18
人のいい子上は、周囲の生徒や教師の勧めにより生徒会長を押し付けられてしまう。
ただの飾りで選ばれた会長職だが、それを精一杯頑張ろうとする子上の言動に、生徒会で出会った双子の鷹取司と鷹取翼に惚れ込まれてしまいます。
子上は超が付くほど鈍感で天然だからか、いちいち言動が可愛く見えます。
司と翼はお互い牽制しあいながらも子上にアタックしますが、これが面白いくらいに本人は気づかない。
気づかせようと焦る双子の行動も空回りで面白いです。
優秀な双子と反対に、子上は所詮押し付けられた会長だからと良くない評判を真に受けてしまいます。
悪い噂をたてられても、平気なフリをして無理して笑う子上の姿にとても胸が痛みます。
自分が悪く言われることよりも、自分の評判のせいで双子に悪いと思う心優しい子上に、
俺達の為に泣いてくれた!と思わず双子の変なスイッチが入ってしまうのも見所です。
今まで意識していなかったのに、突然司と翼に同時に攻められて喘ぐ子上の姿がとっても可愛いです。
とにかくエッチが濃厚でエロくて長いです。初めての快感で訳が分からず、
抵抗出来ない子上をいいことにやたらと苛めて泣かせる双子がたまらなかったです。
Sな二人に攻められれるエッチが読みたい方にはぜひおすすめです。

おすすめTL漫画
保護者失格。一線を越えた夜
ちづるが両親をなくしてから8年間ずっと一緒に暮らしてきた叔父さん。
でも、その関係はちづるがハタチになった夜に崩れてしまって・・・

お風呂場で叔父さんと鉢合わせたちづるは、8年間言えなかった想いを叔父にぶつけます。
叔父さんもちづるを女として扱い、熱い抱擁をかわして・・・

保護者失格。一線を越えた夜>>
続きを読む≫ 2014/10/17 23:17:17
王家に伝わる魔剣の呪いを受けてしまった王子バルド。呪いを解くために、有名な解呪の魔導士であるハヴィを訪ねることにします。
ハヴィは呪いを解く代わりに旅の共をしろと要求し、バルドとハヴィの二人の旅が始まります。
ファンタジーでは王道の魔剣の話ですが、この呪いというのが魔獣に変身してしまうというもので、暴走したバルドをハヴィが気を放つために犯します。
少し残念なのは魔獣の時の記憶をバルドが一切覚えていないということですが、この魔獣姿のバルドが綺麗でとてもエロいです。
普段のバルドは清潔感のある青年なのに魔獣になると妖艶になって、そのギャップがとてもいいです。
魔獣になったとはいえ快楽には勝てないバルドは段々と自分から求めるようになり、それにハヴィも段々と情が移っていく様は見ていて楽しいです。
魔剣の深い謎が段々と明かされたり、ハヴィの過去やバルドの国の成り立ちも明かされていき、ファンタジーとしてだけでも十分に楽しめる作品です。
途中で出会う魔獣のルルカは毒を吐くものの、とっても愛らしいキャラクターです。
危機に陥ったバルドを見て泣いてしまうルルカもかわいくて、
最初はしぶしぶバルドに付き合っていたハヴィも命がけでバルドを守ろうとする姿には愛を感じてキュンキュンしました。
ファンタジーBL初心者さんにおすすめしたい作品です。

おすすめTL漫画
学園の地下室には制服処女が飼われている
離島に建つ全寮制学園に入学したみくる。
ところが入学するなり「この可哀想な雑種をみんなで飼育してやって欲しい」
その学園では成績最下位は地下室にペットとして飼われ、男子たちの性処理をする事だったのです。
初めてなのに、いきなり男子生徒たちにマワされるみくるの運命は・・・!?

学園の地下室には制服処女が飼われている>>

続きを読む≫ 2014/10/17 23:04:17
No.1ホストの純佑と、元ホストで現在ガテン系の忍は同棲し始めて1年。
忍は元ホストをしていたからか浮気癖が激しくて、純佑は度々手を焼きます。
ホストやガテン系というどちらも一般的には縁遠い職業ですが、働く男たちの恋愛模様がすごくリアルで面白いです。
真面目な純佑ですが、たまに獰猛な目つきで忍を襲ったり他の人間といる所に嫉妬したり、忍を心から想っているのが伝わってきます。
特に純佑ががっついてセックスする所は、動物的でとても萌えます。
忍はあまり人との繋がりを深く持てなくて、去っていくものは仕方ないという性格だけれど、
それでも純佑がまっすぐすぎるくらいに愛してくれるおかげで人を信じることに慣れていく様が、とても繊細に描かれています。
年上の忍が年上として大人になろうとしたり、純佑が忍に追いつこうと背伸びをしたり、
年の差を抱える恋人同士だからこその恋愛に切なくもなってキュンとします。
純佑も忍も直情型な性格だからか言い争いや喧嘩もあって、ハラハラドキドキの展開です。
人と接する仕事をしているのにどうしてか恋人には素直になれず不器用になってしまっているのがとても切なくて、
でもどちらの気持ちも正しくて、少しずつ少しずつ歩み寄っていく二人の関係に心が温まる作品でした。
続きを読む≫ 2014/10/14 10:17:14
持ち主の愛情を反映して成長していくハイブリッドチャイルドというお話です。
小太郎は幼い頃ゴミ捨て場から拾ってきたハイブリッドチャイルドに葉月と名を付けました。
共に育ってきたある日、突然倒れた葉月を小太郎は修理に出します。
しかし製作者の黒田に告げられたのは、葉月が寿命であるということ。
唯一の方法は月の雫と呼ばれるものを見つけてくることでした。
後々分かる事なのですが、初めからそんなものは存在せず、
けれども葉月を助けるために懸命に小太郎は月の雫を探そうとする姿が、読んでいて切なくなります。
小太郎の大事な家族を助けたい、失いたくない、そんな想いが胸に刺さりながら読んでいました。
機械だから替えはきく、けれど自分は葉月じゃないとダメ。
そんな純粋な想いと、もがいてもどうにもならない現実との描写がより一層切なさに拍車をかけます。
たくさんのものを葉月に与えてもらったのに自分は何もしてあげられないと嘆く小太郎と、
何度も捨てられた自分を小太郎だけは見捨てないでずっとそばに置いてくれたと慕う葉月の想い。
2人の互いを思いやる心が、現実を突きつけられて尚揺らがなくて、初めて読んだときは次の話が読めないくらい涙が溢れました。
その1年後、小太郎のもとには新しいハイブリッドチャイルドが帰ってきますが、
知った容姿、表情、喋り方、あの時と同じ葉月が帰ってきて、そこでも思わずうるっときました。
会話や意志の疎通が出来るロボットというのは、誰しも一度は夢見ると思います。
だから現実離れしているけれど、どこかリアルな気持ちにさせてくれました。
BL初心者の方でも楽しめる、むしろオススメしたい作品です。
続きを読む≫ 2014/10/12 12:27:12
探偵事務所を経営する蘇芳大和は、ヘアデザイナーの珠妃、エンジニアの宋悟、プログラマーの桔平と共に警察から依頼された裏の仕事をこなしていました。
大和が探偵を始めたのは、過去に最愛の恋人を失ったからです。

ゲイである大和は行きずりの男と寝るという一面を持っていたけれど、生涯たった1人だけ愛した男がいました。
探偵という職業にスポットライトを当てているからか、細部まで拘る変装や潜入がまるで映画を見ているような面白さです。
そして段々と明かされていく大和の過去と、共に働く3人のそれぞれの壮絶な過去。
何か闇を抱えながら、それぞれが自らの意志で悪を裁いていきます。

ただのBLに留まらず作り込まれた話に、どんどん惹きこまれました。
自分がゲイだと隠しアメリカの特殊部隊に入隊していた大和の過去の描写では、そこで出会ったウィルと恋に落ちます。
体だけの関係でしか繋がりを持てない大和を、ウィルはその深い懐で受け止め、大事に大和を愛してくれる所がキュンとします。
今までにないくらいの幸福感に包まれた大和は、これからはこの人と生きていきたいと感じます。
けれど現実は残酷なもので、ある潜入の際にウィルは大和を庇い、銃撃に遭ってしまいます。
守れてよかったと安堵するウィルとは反対に、泣きながら必死に彼を抱き起そうとする大和に読んでいて苦しくなりました。

自暴自棄に陥る大和を周囲が励まし、その救いに支えられて現在の大和があると思うと、
死に際に言ったウィルの“この命はお前を愛する人達の為にある”という言葉が胸に沁みました。
もう大切な人は作らないと決めた大和ですが、少なからず好意を寄せたり気になっている相手が出てきて、
一体誰とくっつくのかなと予想するのが楽しかったです。
友人と恋人との境界線、理想と現実の境界線、色んな意味が込められたタイトルに感心しました。
続きを読む≫ 2014/10/11 13:14:11